企業事例 -株式会社きこり-

お客様の声

Q . 健康経営を社内で始めようと思ったきっかけについて教えてください。

大高社長:私たちの会社では、「森のアスリート」と呼ばれるほど、日々身体を酷使する仕事に取り組んでいます。そのため、「身体が資本」という意識は社員一人ひとりにしっかり根付いていました。

ただ、実際には日々の忙しさに追われる中で、健康としっかり向き合う時間が取れず、体調不良による欠勤が発生することもありました。そうなると、その日の段取りや現場の調整が必要になり、本人にも周囲にも心理的・物理的な負担がかかってしまいます。

こうした状況が続いたことで、「このままではいけない」「働く環境そのものを変えていかなければ」という思いが強くなり、健康経営に取り組む決意をしました。

林業の作業風景

Q . 実際、社員さんの健康状態にはどんな影響がありましたか?

大高社長腰痛や体の張りなど、慢性的な身体の不調を感じている社員は少なくありませんでした。特に斜面での作業や伐採のあとは、「腰が張ってつらい」「踏ん張りがきかない」といった声もよく聞かれました。

日々の疲労が蓄積し、放っておけば大きな不調に繋がる可能性もあると感じていました。

現在では、私たち独自の「きこり体操」を考案し、毎朝YouTubeを使って実践しています。こうした習慣も後押しとなり、徐々に欠勤が減ってきました。さらに、「今度はこんな健康づくりをしてみたい」と社員から前向きな声もあがるようになり、社内全体の雰囲気も変わってきたと感じています。

社内でのきこり体操の様子

Q . 外部の専門家に健康支援を依頼した理由や期待するポイントはどんなところでしょうか?

大高社長林業のことは私たちの専門ですが、健康管理はやはりプロに任せるのが一番だと思っていました。以前は整体やマッサージの専門家にお願いしようかと考えたこともありましたが、それでは一時的な対処にとどまってしまう。

私たちに合った形で、原因に根本からアプローチできる支援を求めていました。

社内だけで取り組もうとしても限界がありますし、社員が安心して相談できる環境を整えるには、外部の力が必要不可欠です。

実際に支援をお願いしてみて、一人ひとりに真摯に向き合ってくださる姿勢に強い信頼を感じました。「健康経営=何かを強制されるもの」ではなく、社員の気持ちに寄り添ってくださるその関わり方がとてもありがたかったです。

Q . 実際に外部の支援を受けてみて、いかがでしたか?

大高社長本当に良かったと感じています。最初は半信半疑だった社員たちも、実際に体の状態を見てもらいながら、「ここがこうなっているから、こうしてみよう」と丁寧にアドバイスをもらう中で、徐々に心を開いていきました。

現場に足を運び、一人ひとりの声を丁寧に聞き、そこから一緒に健康づくりの取り組みを考えていただけたこと。それが成果としてしっかり見えてきたのは、非常に大きな収穫です。

今では社内にトレーニングスペースも設け、毎週決まった曜日にみんなで体を動かす時間を設けています。

社内のトレーニングスペース

「腰が楽になった」「斜面でもしっかり踏ん張れるようになった」「伐採の時、腰の張りを感じなくなった」といった声が現場から上がるようになり、そうした変化を一緒に喜んでくださる姿勢にも信頼を感じます。

ここまで成果が出せたのは、私たちの会社と本気で向き合ってくださった外部支援あってこそだと、心から感謝しています。

前の記事 一覧へ