現場の声や
悩みを起点に
解決策を創造する。

働く人の職業病ゼロへ
職業病予防・改善
フジイコーポレーションの
職業病予防・解消サポートは、
社員一人ひとりの働き方を丁寧に分析し、
身体的負担やリスクを徹底的に軽減します。
理学療法士や作業療法士などの専門家チームが
現場を訪れ、正しい姿勢や動作の指導、
職場環境の改善提案を行います。
個別指導から部署・社内の健康意識の醸成まで、
包括的な取り組みで社員の「働く」を守り、
持続可能な組織づくりを支援します。
職業病に起因した身体的な
悩みによる離職を経験した。
体調不良による
業務効率低下を改善したい。
安全な職場環境づくりに
取り組みたいが方法がわからない。
働き手の高齢化に合わせて、
労働災害予防の対策をしたい。
社員の健康管理に
専門家の視点を入れたい。
連携体制
お客様の声
健康経営に取り組まれる経営者さんの声を聞きました。
そこにはいつもあふれる社員への想いとともに、希望に満ちた物語がありました。
株式会社きこり

株式会社きこり
代表取締役 大高賢二 さま
- 健康経営を社内で始めようと思ったきっかけについて教えてください。
-
私たちの会社では、「森のアスリート」と呼ばれるほど、日々身体を酷使する仕事に取り組んでいます。そのため、「身体が資本」という意識は、社員一人ひとりにしっかり根付いていました。
ただ、実際には日々の忙しさに追われる中で、健康としっかり向き合う時間が取れず、体調不良による欠勤が発生することもありました。そうなると、その日の段取りや現場の調整が必要になり、本人にも周囲にも心理的・物理的な負担がかかってしまいます。
こうした状況が続いたことで、「このままではいけない」「働く環境そのものを変えていかなければ」という思いが強くなり、健康経営に取り組む決意をしました。 - 実際、社員さんの健康状態にはどんな影響がありましたか?
-
腰痛や体の張りなど、慢性的な身体の不調を感じている社員は少なくありませんでした。特に斜面での作業や伐採のあとは、「腰が張ってつらい」「踏ん張りがきかない」といった声もよく聞かれました。
日々の疲労が蓄積し、放っておけば大きな不調につながる可能性もあると感じていました。
現在では、私たち独自の「きこり体操」を考案し、毎朝YouTubeを使って実践しています。こうした習慣も後押しとなり、徐々に欠勤が減ってきました。
さらに、「今度はこんな健康づくりをしてみたい」と社員から前向きな声もあがるようになり、社内全体の雰囲気も変わってきたと感じています。 - 外部の専門家に健康経営支援を依頼した理由や期待するポイントはどんなところでしょうか?
-
林業のことは私たちの専門ですが、健康管理はやはりプロに任せるのが一番だと思っていました。以前は整体やマッサージの専門家にお願いしようかと考えたこともありましたが、それでは一時的な対処にとどまってしまう。
私たちに合った形で、原因に根本からアプローチできる支援を求めていました。
社内だけで取り組もうとしても限界がありますし、社員が安心して相談できる環境を整えるには、外部の力が必要不可欠です。
実際に支援をお願いしてみて、一人ひとりに真摯に向き合ってくださる姿勢に強い信頼を感じました。
「健康経営=何かを強制されるもの」ではなく、社員の気持ちに寄り添ってくださるその関わり方がとてもありがたかったです。 - 実際に外部の支援を受けてみて、いかがでしたか?
-
本当に良かったと感じています。最初は半信半疑だった社員たちも、実際に体の状態を見てもらいながら、「ここがこうなっているから、こうしてみよう」と丁寧にアドバイスをもらう中で、徐々に心を開いていきました。
現場に足を運び、一人ひとりの声を丁寧に聞き、そこから一緒に健康づくりの取り組みを考えていただけたこと。それが成果としてしっかり見えてきたのは、非常に大きな収穫です。
今では社内にトレーニングスペースも設け、毎週決まった曜日にみんなで体を動かす時間を設けています。「腰が楽になった」「斜面でもしっかり踏ん張れるようになった」「伐採の時、腰の張りを感じなくなった」といった声が現場から上がるようになり、そうした変化を一緒に喜んでくださる姿勢にも信頼を感じます。
ここまで成果が出せたのは、私たちの会社と本気で向き合ってくださった外部支援あってこそだと、心から感謝しています。
足立石材株式会社

足立石材株式会社
代表取締役 足立和昭 さま
- 健康支援を導入するきっかけはなんですか?
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私自身が腰痛に悩まされていた時期もあり、「専門家に指導してもらいたい」と思ったことが、健康支援を導入するきっかけになりました。
石材業といえば、“重いものを扱う”、“身体に負担がかかる”というイメージがありますし、実際に社員からも腰痛の声がたびたび上がっていました。日々忙しい中で頑張ってくれている社員たちのために、会社として何かできないかと考え、導入を決めました。石材業の世界では、若い頃に重たい石をどれだけ持ち上げられるかを先輩ににアピールして、褒められたいという想いから、つい無理をして腰を痛めてしまうこともあり、「腰痛」はある意味“若い頃の頑張りの証”と語られることもあります。
けれど、時代は変わりました。社員が安心して長く働き続けられる職場をつくるには、健康への意識が欠かせません。「身体を大切にしながら働くこと」が、これからの石材業にとって大切だと強く感じています。
- 外部支援を受けて感じたことを教えてください。
-
支援が始まってすぐに感じたのは、「社員一人ひとりに本当に丁寧に向き合ってくれている」ということです。現場に足を運び、ヒアリングをしながら、自然と社員たちの輪に溶け込んでくださった姿が印象的でした。お昼を一緒に食べながら、身体の悩みに気軽に耳を傾けてくれるような、今までにないアプローチだと感じました。
うちの社員はシャイな人が多く、外部サービスに対して最初は抵抗感を示すこともあります。ですが、フジイコーポレーションさんの自然体で誠実な関わり方が社員たちを安心させ、「健康について話してもいいんだ」と思わせてくれたように感じています。
- 社内の空気が変わってきたと感じている点は?
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一緒に仕組みを作っていく中で導入した朝の体操は、現場の社員だけでなく、ワークショップに参加していなかった事務の女性社員も、こっそり一人で実践してくれていました。その姿に思わずツッコミを入れながらも、社内に健康づくりの良い空気が広がってきたことを実感しています。
社員一人ひとりの身体の変化が数値でも表れるようになり、成果が見えることで自然と健康への意識が高まりました。今では職場全体が前向きに、気持ちよく健康づくりに取り組む雰囲気ができつつあります。
現在、私たちは「知識・技術の承継」にも挑戦しています。
長年にわたり、高い専門性と技術力で現場をけん引してきた工場長の石材加工技術を、次世代の若手メンバーへと受け継いでいく取り組みです。身体への負担をできるだけ軽減しながら、技術を継承できるよう、工場長とともに作業マニュアルの整備にも取り組んでいます。
これは私たちにとっての挑戦であると同時に、石材業界全体にとっても意義のある実践だと感じています。
フジイコーポレーションさんの専門的な支援があったからこそ、ここまで来られたと心から感謝しています。これからも、社員一人ひとりが健康で幸せに働ける会社であり続けたいと願っています。
有限会社いやタクシー

有限会社いやタクシー
代表取締役 森山雄宇 さま
- 健康経営を社内で始めようと思ったきっかけについて教えて下さい。
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業種的に社員の働き方が非常に不規則だったことが一番大きな理由です。当時は今とは業務スタイルもかなり違っていて、社員の8割ほどが観光業務を担当していました。観光業という特性上、秋の行楽シーズンに繁忙期を迎え、その月の売上が急激に跳ね上がります。ただ、その後冬になると閑散期になってしまうため、「仕事があるうちに多少無理をしてでも稼働率を上げ、売上を伸ばそう」という意識が強かったんです。社員もそれで給料が増えるため、多少無理してでも働くという流れが加速していきました。
- 実際、その頃の社員さんの健康状態にはどんな影響がありましたか?
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売上や収入は確かに増えましたが、同時に社員の健康状態や人間関係にも変化が現れ始めました。健康診断ではメタボリックの傾向が強まったり、お腹周りが目立つようになったりと、目に見える形で影響が出てきました。観光業務では朝3時から日付が変わる直前まで長距離運転をすることも珍しくありません。長時間集中した後、その緊張感から解放されると深夜遅くに食べたり飲んだりする生活習慣になってしまう。その積み重ねで健康面への不安が高まっていました。
仕事はあるけれども、それだけでは満たされない何かを感じている様子でした。体調や体型について不安を抱える人も増えましたし、この業界では健康寿命が短い傾向があります。一線を退いて運転業務から離れるとすぐ脳梗塞など重篤な病気になる方もおられました。在職中にそういった事例を目の当たりにしたこともあり、「何とか社員の健康寿命を伸ばすための取り組みを始めたい」と考えるようになりました。
どうしても長時間拘束される業務環境なので運動不足にもなりやすく、それらが年間通して蓄積されていくイメージです。私自身も入社当初から脳梗塞や脳出血といった深刻な病気になる社員さんを目の当たりにしました。だからこそ、単純に給与額だけでなく、年間通じて働き方自体を調整することで社員さん自身の幸福度や生産性を高める方向へ舵を切ろうと思いました。
- 外部の専門家に健康経営支援を依頼した理由や期待するポイントはどんなところでしょうか?
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まず会社全体で健康への取り組みを行うことで、『自分の健康を優先していいんだ』という意識付けにつながればいいと思いました。それまでは『仕事優先』という概念しかなく、自分の身体は二の次という考え方でした。でも外部から専門的な知見やアドバイスを受ければ、『ちょっとやってみようかな』という気持ちになりやすいですよね。同僚や上司から言われるより第三者から言われた方が素直に受け入れられるケースもありますし。また、自発的に動こうとする社員さんが出てきた時、それをサポートできる環境づくりにも期待しました。社内だけだとゼロから新しい取り組みを始める難しさがありますから、その最初の一歩となる流れづくりこそ外部支援の価値だと思います。
- 実際サービスをご利用いただいて、どんな印象でしたか?
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率直に言って、とても良かったと思いますよ。社員さんたちも徐々にですが『健康』という社会的報酬への意識付けが進んできています。自発的な動きをサポートする仕組みがあることで、その動きをうまく収束させたり方向付けたりできる点は大きかったですね。また、この取り組みには組織マネジメントとしての要素も含まれていて、それが非常によかったと感じています。社内だけで自主グループや委員会など新しい取り組みを立ち上げることは難しいですが、『健康』という誰でも共感できるテーマから入り込むことで自然な流れで委員会活動へつながりました。この成功体験から事故防止や環境改善など他分野への広がりにも期待しています。
さらに言えば、自主的な活動グループ形成につながったこと自体、大きな財産だと思っています。この経験を通じて社員さん自身にも『自分たちでも会社を変えていける』という意識づけになりましたし、それこそ企業として大切な資源になるでしょう。
今後は健康診断結果など具体的データを基盤として年間計画化し、委員会主体でPDCAサイクルを回していくことが重要だと思っています。そのためにも協会けんぽの事業所カルテなど客観的データを基準に年間スケジュール化し、自走可能な仕組みに落としていきたいですね。
株式会社ティーテック

株式会社ティーテック
代表取締役 鉄本博一 さま
- 健康経営を始めようと思ったきっかけは何でしたか?
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「健康経営」という言葉自体、当初はあまり聞き慣れず、「健康管理の取り組み=治療後の対応」という考えが中心でした。たとえば、腰を痛めた社員がいれば、整体などの費用を会社が負担するそんな“対症療法的”な対応が主だったと思います。
健康経営に取り組み始めたきっかけは、フジイコーポレーションの小村さんから声をかけてもらったことでした。私自身も、以前から社員の“故障”を少しでも減らしたいという思いを持っていました。長年現場を見てきた中で、年齢を重ねるにつれて、腰や膝などの身体的な不調を訴える社員が増えてきたと感じており、今後さらに増えていくのではないかという懸念がありました。
実は私も、40代半ばを過ぎたあたりからメジャーの数字が見えにくくなったり、反応が鈍くなったりといった変化を感じ始めていました。日常の中で“老化”を実感する場面が増え、そうした自身の体の変化や現場での社員の様子から、「これからは“治す”だけでなく、“予防”にも目を向けていかないといけない」と考えるようになったのです。
- 導入前の課題や迷いはありましたか?
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導入の初期段階では、時間的な制約や業務上の優先順位が大きな課題でした。やはり「仕事が最優先」という考え方が根強く、「健康のことに時間を割く余裕なんてない」と感じていた部分も正直ありました。社員にとっても、新しい取り組みをどう受け入れてもらえるかという不安があったと思います。
また、導入当初はコスト面での不安も大きかったです。中小企業として、限られた予算の中で新しい取り組みを始めるには、やはり慎重にならざるを得ませんでした。
しかし、国や自治体が用意している助成金制度の存在を知り、それを活用できることがわかったことで、導入へのハードルがぐっと下がりました。その後は前向きに取り組む決断ができ、実際に導入へと踏み切ることができました。 - 実際に導入してみて、どのような印象や感想を持たれましたか?
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導入後は、まず実際の作業現場を見学していただき、どのような作業が行われているのか、そしてどこに負担がかかっているのかをご覧いただきました。そのうえで実施されたフィジカルチェックでは、自身の体力の衰えを客観的に把握することができ、それが非常に印象的でした。加齢による変化は日々の中で何となく感じていても、それを数値や評価という形で“見える化”されることで、「これはいけない」と強く自覚するきっかけになり、逆にやる気に火がついたように思います。こうした気づきが、健康維持への意識変化を後押ししてくれました。
また、その後に行われた講義やワークショップでは、自分たちの作業姿勢や負担のかかっている動作を写真などで振り返る機会があり、「負担の少ない動作とはどういうものか」を具体的に理解する良いきっかけになりました。
そして何よりも、導入前に一番不安だったのは「社員に受け入れてもらえるかどうか」という点でした。しかし、フジイコーポレーションさんが“痛み”を一つのきっかけとして、社員と一緒に考えながら進めてくださり、一方的に内容を押し付けるのではなく、共に取り組んでくれたことがとてもありがたかったです。社員たちも心を開いてフレンドリーに話している様子が見られ、安心して取り組むことができました。 - 社員の皆さんの様子に変化は見られましたか?
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以前は、腰や膝、腕などに不調を訴えて整体に通う社員が多く見られました。しかし今回の取り組みを通じて、作業姿勢がより負担の少ない動作へと改善されたことに加え、全員で取り組むという方針のもと、私たちの身体の傾向に合った体操プログラムを継続して実施したことで、特に腰痛の症状が大幅に減少しました。実際に、整体への通院回数が明らかに減っており、取り組みの効果を実感しています。また、業務中の動作も以前に比べてスムーズになったと感じており、怪我などの報告も減少しています。身体への負担が軽減されたことが、社員の安心感や仕事への集中にもつながっているように思います。
- 今後、どのようなことを期待していますか?
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今後は、体操メニューの選択肢をさらに広げていきたいと考えています。社員一人ひとりが自身の体調やニーズに合わせて、最適な運動を自主的に選べるような環境を整えることで、より主体的に取り組めるようになると期待しています。また、それぞれの体操がどのような効果をもたらすのかを理解したうえで取り組めるよう、情報提供の方法にも工夫を加えていくつもりです。単に「毎日の習慣」として続けるだけでなく、「意味のある健康づくり」として職場に根付かせていくことを目指しています。
松浦造園株式会社

松浦造園株式会社
代表取締役 松浦隆介 さま
- 健康経営に取り組もうと思われたきっかけを教えてください。
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冬や夏の終わりになると、社員から「腰が痛い」「肩が痛い」といった声が上がり、出勤時の様子も明らかに辛そうでした。最初はポケットマネーで「マッサージに行ってきたら?」と勧めていましたが、それは一時的な対処にすぎず、根本的な解決にはなりませんでした。人数が増えていく中で、その場しのぎでは限界を感じていた時、知人の事例を雑誌で知り、「こういう取り組みがあるのか」と参考にしました。また、長年の作業による体の負担、いわゆる「職場の経年劣化」も気になっていました。痛みの原因を理解し、自分でケアできるようになれば、より良い状態を保てると考えたのです。さらに、休日明けに体調不良を訴える社員が増えたことで、健康が会社の“機動力”であると痛感し、健康経営の必要性を強く感じました。
- 現場での具体的な健康づくりの取り組みについて教えてください。
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朝は全員で体操をしています。最初は恥ずかしがる人も多かったですが、徐々に自然と参加者が増えてきました。導入時は映像や音楽を使ったり、私自身が率先して準備したりして、堅苦しくならないよう工夫しました。今は娘に任せており、体操の時間にはみんなが集まり、朝のコミュニケーションも活発になりました。現場の雰囲気が良くなり、「今日は元気がないな」といった変化にも気づけるようになっています。体操が当たり前の習慣となり、やらないと「今日はやってないじゃないか」という空気になるほどです。
- 社員さまや職場の雰囲気にどのような変化があったか教えてください。
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以前よく見られた「朝の辛そうなジェスチャー」は今ではほとんどなくなりました。たまに不調を訴える人はいますが、明らかに減っています。社員同士で「こういうストレッチがいいよ」といった会話が自然に生まれ、自分の弱い部分を鍛える・補う意識が広がっています。家でも運動や食事・睡眠に気をつけるようになったという声もあり、健康意識の波及効果を実感しています。
- 健康習慣の定着や集団の力について教えてください。
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健康習慣を身につけるのは大変ですが、やらないと気持ち悪いと感じるくらいになるまでが勝負です。一人では続けるのが難しくても、周りの人が「一緒にやろう」と声をかけてくれると「じゃあやってみようかな」と思える。集団の力は大きく、朝みんなで体操をすると「今日も行ってみようかな」と思える。体を動かして「ここが伸びて気持ちいいな」と感じることで、やる気にもつながり、好循環が生まれます。
- 仕事のやりがいや働きがいと健康・安全の関係について教えてください。
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健康が第一であり、安全を支える土台が健康です。やりがいや働きがいが健康の根底にあり、安全第一を支える基盤だと考えています。新人の中には「山の中で仕事がしたい」という夢を持って入社した方もいて、体はきついけど「楽しい」と言ってくれる。やりがいがあるからこそ、健康や安全にも積極的に取り組めるのだと思います。体調が悪いと安全確認が疎かになり、ヒューマンエラーや事故につながる。現場での事故の多くはヒューマンエラーが原因であり、健康ややりがいがその防止につながっています。
- 今後の健康経営の理想像や目指す姿を教えてください。
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最終的には、社員一人ひとりが“自分ごと”として健康や安全に向き合い、自主的に改善や取り組みをレベルアップしていくことが理想です。会社としては「きっかけ」を作ることしかできませんが、社員の意識づけの向上を願っています。周囲の変化が自分のモチベーションになり、良いスパイラルが広がれば理想的です。健康は悪くなってから気づくものなので、早めの意識づけが大切です。
サトミ紙工株式会社

サトミ紙工株式会社
取締役専務 里見允二 さま
- 健康経営を社内で始めようと思ったきっかけについて教えてください。
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私たちの会社では、精密なダンボール加工や組み立てなど、集中力と持続力が求められる作業が多く、社員一人ひとりが日々真摯に業務に取り組んでくれています。
これまでも福利厚生の一環として、近隣のスポーツジムと法人契約を結ぶなど、社員の健康を支える取り組みを行ってきました。しかし、実際に利用する社員は限られており、組織全体の健康意識や行動の変化にはなかなかつながりませんでした。
そうした経験から、もっと根本的な部分から社員の健康を支え、働きがいのある職場環境をつくるには、企業が主体的に健康づくりに取り組む仕掛けが必要だと強く感じました。
ちょうどそのタイミングで、藤井さんとのご縁があり、導入を決めました。 - 実際、社員さんの健康状態にはどんな影響がありましたか?
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目に見えて良い影響が現れています。以前は、長時間の立ち仕事や同じ姿勢での作業が続くことから、腰痛や肩こりを訴える社員が少なくありませんでした。中には、日常的に鎮痛剤を手放せないという社員もいたほどです。
そうした中、専門家の方からアドバイスをいただきながら、作業の合間にできる簡単なストレッチを取り入れたり、健康に関するセミナーを実施したりするなど、健康への取り組みを少しずつ積み重ねてきました。その結果、社員一人ひとりの健康意識が着実に高まっているのを感じています。
今では昼休憩になると、休憩室の片隅に段ボールを敷いてペアでストレッチをする社員の姿が見られるようになり、自ら健康情報を集めて実践する社員も増えてきました。
「最近は鎮痛剤をほとんど飲まずに仕事に集中できるようになった」
「前よりも体が軽く感じる」といった嬉しい声も聞かれるようになり、一人ひとりの小さな変化が職場全体の雰囲気を明るくし、生産性や仕事の質にも良い影響を与えていると実感しています。
現在は、有志のメンバーで立ち上げた「健康管理委員会(通称:しじみ委員会)」が中心となり、会社全体の健康施策を企画・実行しています。また、フィジカル面だけでなくメンタル面のサポートにも力を入れ、「幸せ向上委員会」という新たな取り組みも社員主体でスタートしました。
健康をテーマに、社員自身が会社を明るく元気にしてくれる。そのような文化が少しずつ根づいてきたことを、今、とても心強く感じています。
- 外部の専門家に健康経営支援を依頼した理由や期待するポイントはどんなところでしょうか?
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製造業のプロではありますが、健康管理については専門外です。以前、ジム契約がうまくいかなかった経験からも、健康増進の取り組みは専門的な知識とノウハウを持ったプロにお願いするのが一番だと考えていました。
私たちが外部の専門家の方に期待したのは、一時的な対策ではなく、社員一人ひとりの健康課題に寄り添い、それぞれの職場環境や業務内容に合わせた実践的なアドバイスをいただける点です。
また、単にプログラムを提供するだけでなく、社員が主体的に健康づくりに取り組めるような動機づけや、社内に健康文化を根付かせるための継続的なサポートを期待していました。 - 実際に外部の支援を受けてみて、いかがでしたか?
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期待以上の成果が出ており、本当に感謝しています。
フジイコーポレーションの皆さまは、私たちの製造現場の特性や社員の働き方を丁寧に理解しようと努め、その上で、社員一人ひとりと向き合いながら具体的な健康増進プランを一緒に考えてくださっています。その真摯な姿勢に、深い信頼と安心感を持っています。
当初、職場に健康づくりの提案をした際も、必ずしも前向きな反応ばかりではなく、 様子見の職員もいました。しかし、今では積極的にフジイコーポレーションに質問したり、意見を出すようになったりと、外部の専門家の力を借りることの重要性を強く感じています。
こうした社員の行動変容や健康意識の向上は、外部の専門家による熱心なサポートがあってこそ。私たちだけでは決して実現できなかったことだと実感しています。
当社には「ザ・ファミリー」という経営理念があります。これは、社員一人ひとりの可能性を信じ、大切に育んでいこうという想いを込めたものです。健康経営の取り組みは、この理念をまさに形にするものであり、社員が心身ともに健やかに、自らの力を最大限に発揮できる環境づくりが、会社の持続的な成長に繋がると確信しています。
そして今後は、私たちがその先頭に立ち、地域の企業にもこの「健康経営」の考え方が広がっていくよう、リーディングカンパニーとして津山を牽引していきたいと思っています。地域や社会に貢献できる、価値ある取り組みをこれからも共に創り上げていければ幸いです。

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